ご定年を迎えられた中野春樹総監督の「退職を祝う会」が3月9日、フラールガーデン春日部で開催されました。OB会も関目会長が発起人に名を連ね、会を盛り上げました。 当日は、教えを受けた「中野世代」を中心に50人のOBが出席し、後援会、保護者会、学校関係者を含め200人以上が集まる盛大な催しとなりました。
佐久間勝後援会会長が、「帰りが遅くなった時は中野先生と一緒だったと言えば家族の信頼が得られた。中野先生も同じように夜遅くに帰宅した際は、何度となく佐久間の名前を出していたのではないかと推察する。ただし、一緒だったのは15年間の付き合いの中で5回ほどしかなかったが」と秘密情報を暴露。場内の爆笑と中野総監督の苦笑を誘った後、田中靖男元校長先生、市川博章初代野球部監督の祝辞に続き、関目会長が「強豪校に育て上げていただいたことを感謝する」と乾杯の音頭をとり、終始、和やかな雰囲気でのパーティーとなりました。 冨沢先生に監督を譲り、半年が経過。中野総監督からは勝負師の表情もだいぶ抜け落ち、穏やかな顔で会を楽しんでおられました。監督人生を振り返り、「不思議と良かった采配は覚えていない。むしろ記憶に残っているのは、うまく行かなかった采配ばかりだ。間違った采配も、生徒に助けられながらここまで来ることができた。生徒には感謝したい」とのご挨拶がありました。今後は再任用の形で、越谷北高校で週3日程度教鞭を執りながら同校野球部の手伝いをするとのことです。また、時間が許す限り、母校(東京学芸大学)での指導も考えているとのことでした。中野総監督の今後、なお一層のご活躍をお祈りいたします。