祝優勝!-「マスターズ甲子園2015」出場決定

 当OB会が、第9回マスターズ甲子園埼玉大会を勝ち上がり、来年秋に開催される「マスターズ甲子園2015」への出場を決めました。20代~50代まで各年代のOB・OGが一致団結し、もぎ取った勝利。優勝を決めた瞬間、マウンド上に駆け寄ったOB達が「絆」という大輪の花を咲かせました。

 緒戦から厳しい戦いの連続。県最西部の小鹿野町への遠征といった地理的に厳しい試合もあり、迎えた準決勝は前年優勝校の所沢北が対戦相手でした。試合前日には、現役野球部・冨澤監督ら学校関係者の計らいにより練習の場を設けていただき、メンバーは一段とレベルアップ。接戦をものにする逆転勝利を収めました。そしてその翌日の決勝で市立浦和と対戦、見事勝利し優勝することができました。(試合内容はマスターズ関連サイトをご参照ください)

 閉会式には、お父さんの勇姿をスタンドで応援していたご家族や友人の皆様をグランドまで招き入れ歓喜を共有。プラカードを持って行進の先頭に立ってくれたのは、ちびっ子たち。ベンチに陣取ったご家族や友人は顔をほころばせ、目を潤ませながら「目指すものがあるっていいですね」と誇らしげなお父さんの姿を眩しそうに見詰める中学生の娘さんの表情が印象的でした。閉会のあいさつでは野澤孝道・埼玉県高校野球OB連盟会長が、「生涯スポーツを大会理念としているのがマスターズ甲子園です。最後に勝敗を分けたのは応援の差だったのかもしれません。春日部東高校のご家族、ご友人と一緒になって楽しんで喜ぶ、マスターズ甲子園の理念にかなったその『絆』こそが紙一重の差になったのではないでしょうか」とのお言葉をいただきました。

 余韻さめやらぬ中で行われた最後のミーティングでは関目OB会会長か感極まる場面もあり、それぞれのOBが宿願を成就した達成感に浸りました。2年前に手探りの中で産声を上げたチームは、昨年の1回戦敗退で一つにまとまり、集大成を迎えた今年、すべてのOBの夢だった「甲子園」への道を拓きました。ボール一つない状況からスタ ートし、練習グラウンドの確保もままならないチーム運営から、選手起用方法にいたるまでの苦悩。幾度となく迷い、葛藤しながら、その都度、強固な絆を紡ぎ上げてきたこのチームは甲子園出場以上に大切なものをつかみ取ることができたのではないでしょう か。我々OBの甲子園を目指した活動を嫌な顔一つせずにご理解してくださった冨澤現役野球部監督、中野同前監督、現役部員諸君、保護者会の皆様、そして大会運営にお骨折りいただいた連盟関係者の皆様、ありがとうございました。

20141124

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